アラブ首長国連邦、ドバイ夜景

そういえば去年フィリピンに行った後、東南アジアをぶらぶらする予定だったのですが、ちょっとした用事ができ頓挫したままでした。

アジア回りたいなぁと思いつつ、タイやカンボジア、マレーシアあたりは周りの人らが結構行っている。
どうせ行くならもう少し目新しさが欲しい。いいとこないかなー、なんて思っていたとこ、テレビで偶然ドバイ特集がやっており、あっドバイいい!と思ったのでちょいと調べてみました。

観光名所でも、と思いましたが、別にここで取り上げる必要もないかなと。今回はドバイ(アラブ首長国連邦)の略歴やら現在の姿に触れて、基礎的な情報をストックしておきたいと思います。

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アラブ首長国連邦の成り立ちについて

アラブ首長国連邦、ドバイ所在地
そもそもドバイ自体は、アラブ首長国連邦(UAE)内にある一都市であるため、まずアラブ首長国連邦からみていきます。

アラブ首長国連邦自体はまだ歴史の浅い国で、1892年イギリスの保護領となり、1968年イギリスがスエズ運河以東から撤退したことをキッカケに独立の道を歩み始めます。
そしてその3年後、1971年にアブダビ、ドバイを中心とした6首長国が統合し、アラブ首長国連邦が生まれたという流れです。(現在は7首長国)

国として形をなす前、ドバイという地域は、一面砂漠しか無い資源も乏しい小さな漁港都市でした。転機となったのは1966年、ドバイにあるファテ油田から石油資源が見つかったことで、産油地域として栄え始めます。
ただ隣都市アブダビなどと比べ、発見された石油埋蔵量は少なく、早い時期に枯渇することは目に見えていました。そこで、石油には頼らない発展を目指し、1980年頃からエミレーツ航空の設立をはじめ一気に都市開発プロジェクトが進めらていきます。

1999年「ブルジュ・アル・アラブ」
2001年「パーム・アイランド(世界最大の人工島)」※現在も拡大中
2009年「ドバイメトロ(世界最長の無人鉄道)」
2010年「ブルジュ・ハリファ(旧名ブルジュ・ドバイ)」 などなど

2015年現在も、都市開発が次々に進行し、日々姿を変え発展しています。
今後は2020年を目標に「世界一のサスティナブル(持続可能な)都市」を目指すとする政府発表も出され、太陽光エネルギー・水の再生利用・緑化建築規制・関連教育などの分野で、計画を実行していくとのことです。

国の基本・経済情報

アラブ首長国連邦

基本情報

面積:83,600平方km / 首都:アブダビ / 人口:約880万人(2013年)
民族:アラブ人 / 言語:アラビア語 / 宗教:イスラム教

国土面積は、日本の北海道(83,424平方km)とほぼ同じ大きさです。
人口は880万人と、2年前の2011年に約790万人だったことを考慮すると、この2年で一気に100万人弱増えたことになります。
言語はアラビア語ですが、準公用語と呼べるほど英語が一般的に普及しています。地方に出向くとアラビア語しか話せない人もいますが、ドバイ、アブダビにいるのであれば英語で大丈夫なようです。
国教としてイスラム教が定められており、他のイスラム圏国家より戒律規則はゆるいそうな。

経済情報

GDP:3,838億ドル(2013年暫定値)
1人当たりのGDP:38,620ドル(2013年)
GDP成長率:4.4%(2012年)
失業率:4.2%(2012年)
主要産業:石油・天然ガス、建設、サービス
主要輸出国:日本、インド、イラン、タイ(原油、天然ガス、原油製品 など)
主要輸入国:インド、中国、米国、ドイツ(自動車、機械、電化製品 など)

GDPは、日本の4兆9,207億ドルと比べ10分の1以下となっています。
ただ1人当たりGDPを比較すると、日本38,644ドルとほぼ同水準にあるという特徴がみられます。
主要産業には、石油・天然ガスがありますが、建設やサービスにも広げ積極的な多角化を展開し始めています。


以上、アラブ首長国連邦の略歴や基本情報でした。

国の成長具合を見ているとシンガポールを彷彿とさせ、今後の発展が非常に楽しみです。
今回はデータを並べるだけでしたが、機会があればドバイの国柄や市場についてもう少し調べられたらと思います。

– 参考
・アラブ首長国連邦基礎データ | 外務省 : http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/uae/data.html
・統計情報・調査結果 – 内閣府 : http://www.esri.cao.go.jp/index.html