キッズエデュテイメントトップ
ゲームをしながら教養に触れられるコンテンツとして、今回は文部科学省が提供している「子どもエデュテイメントコンテンツ」の中から、「キッズワンダープロジェクト」をご紹介します。

文科省がこうしたコンテンツを提供していること自体、知っている人は少ないかと思いますが、小学生〜高校生までを対象とし、子供と一緒に大人も楽しめる学習コンテンツとなっています。

子どもエデュテイメントコンテンツ:文部科学省 : http://www.mext.go.jp/edutainment/

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世界中のワクワクを、子供たちの好奇心に

キッズワンダープロジェクトトップ
キッズワンダープロジェクトでは、コースが3つに分かれており、それぞれのコンテンツで探検や調査を通じて、世界の不思議や未知の領域に足を踏み入れるワクワク感を体験することができます。

子どもたちが自分をとりまく世界に好奇心のまなざしを向け、学びのきっかけを提供することを目的としているそうです。対象世代は小学校全学年となっていますが、大人でも童心にかえり、普段触れることない世界への導入として充分に楽しる内容です。

深海ワンダー – 深海探査ミッション

深海ワンダートップ
深海ワンダーでは、深海の未知の生物を調査すべく、潜水船「しんかいワンダー号」に搭乗しミッションを進めていきます。調査報告書を作成するため、どれだけ多くの海底生物を見つけられるかがポイントです。

深海ワンダー:http://www.mext.go.jp/wonder/shinkai.html

南極ワンダー – 南極冒険ミッション

南極ワンダートップ
ポケモンテイストなオープニングを迎え始まるのが、南極観測体験ツアーです。
普段の実世界の南極ではどんな観測が行われているのか、そこから何がわかるのか、そもそもなぜ南極観測をするのか等々。
その謎をステージごとに1つずつ解いていき、南極への理解を深めていきます。

南極ワンダー:http://www.mext.go.jp/wonder/nankyoku.html

宇宙ワンダー – ロケット打ち上げミッション

宇宙ワンダートップ
種子島宇宙センターを舞台に、ロケット開発に携わりながら宇宙に飛び立つための技術と理論を学ぶことの出来るミッションです。人工衛星用ロボット「サテラ」のレベルを上げながら100日後の打ち上げを成功させます。

宇宙ワンダー:http://www.mext.go.jp/wonder/space.html

意外に凝ったプレイ画面

深海ワンダープレイ画面1
こちら深海ワンダーのプレイ画面です。海底にいる生物を調査するために、潜水船からスナップすることがミッション内容となっています。

一緒に搭乗している人工頭脳「ジュール」が、逐一生物の解説や深海における基礎知識を与えてくれます。プレイ中は深海にいる雰囲気が相当醸し出されており、何度もプレイするとその度に「ジュール」のコメントが変わったりと、飽きずに何度もトライできます。

深海ワンダー探検報告書
スナップした生物は探検報告書としてまとめられ、全部で30種類集めきればコンプリートです。
写真によってA・B・Cとついているのは、綺麗に撮れたかどうかが評価され、より生物の近くで撮れると高評価につながります。

まとめ

実際プレイしていただければわかると思いますが、子供用のコンテンツだからと侮っていると、痛い目どころか期待を超えるおもしろさを体験することになります。
子供がふとした瞬間抱く素朴な疑問に焦点が当たっており、そういえばどうして?といった見逃しがちなポイントを改めて考えるいい機会になるはずです。

また、これらコンテンツを通して文科省のメッセージが掲載されていたですが、これがまた良いなと。

本サイトを通して子どもたちに感じてほしいのは、タイトルにある「ワンダー」の感情です。
自分の知らないコトやモノに向き合った時に感じる、ドキドキやワクワクの気持ち。
世界にはわからないことがあふれていて、その謎を解き明かしたいという気持ちがあってこそ、子どもは学びのスタート地点に立てるのではないかと考えています。

これは間違いなく大人にも当てはまるもので、その気持ちを持ち続けることが自分を次のステージに進ませてくれるのではと感じます。

教養としてだけでなく、学びの原点に立ちかえられるコンテンツとしてもっと広く知ってもらえればと思います。