NHK「天使か悪魔か 羽生善治・人工知能を探る (仮)」

これまたおもしそうな番組が放送されるじゃないですか。来る5月15日(日)21時より、将棋界のレジェンド羽生善治氏が、現代の最先端テクノロジーである人工知能を取材するとのこと。

天使か悪魔か羽生善治・人工知能を探る(仮) | NHKスペシャル

「AlphaGo」が囲碁棋士・李世ドル九段を破ってから、より注目を集める人工知能ですが、その急速な進化・発展を、羽生氏が番組レポーターとなって探っていくそうです。

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羽生善治氏は、人工知能に何を思うのか

NHK「天使か悪魔か 羽生善治・人工知能を探る (仮)」シーン
番組HPからその詳細は読み取れませんが、「囲碁の人工知能を開発したイギリスの天才研究者」「専門医にも判断できないガンを、画像から精緻に見分ける人工知能を発明したアメリカのベンチャー企業」「人工知能に感情を持たせる研究を続ける日本企業」といった事例を取り上げ、レポートしていくそうな。

正直、そうした事例はすでにこれまでも多方面で取り上げられており、何か目新しい情報があるとは考えにくい。むしろ今回の目玉は、その場に羽生善治氏がいて、なおかつ将棋でなく人工知能や人類の未来に目を向けて対峙するという部分にあるはずです。

将棋界最高の頭脳である羽生氏が、人類の頭脳を超えようとしている人工知能に対し何を思うのか。
自身が培ってきた思考力や直感力と比較させ、人工知能の何がすごくて、どんな可能性に期待するのか。

アルゴリズムやプログラミングを一種の知能と捉えた時に、人のそれと何が違うのか、そういった問いへのヒントを得られればと思います。

人類が進歩していく中で磨き続かれてきた頭脳が、この現代において岐路に立たされている。そうした現状からも、次の頭脳・知能の在り方について考えを深める時間にできればと思います。