華々しい活躍の裏には、いつだってそれ以上の失敗や挫折を繰り返した過去がある。今ビジネスの最前線で活躍する起業家もその例外ではありません。
今回はそんな、著名な起業家たち33名の栄光と挫折をマッピングした人生年表サイト『The Careers of the Founders』を紹介します。
▶ The Careers of the Founders – Fleximize
カーネル・サンダースやスティーブ・ジョブズ、ジェームズ・ダイソンなど、特に欧米で有名な起業家を中心に、その軌跡を一目で確認することができます。
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年表上にあるアイコンにマウスオーバーさせると、その時起こった出来事の概要が表示されます。白背景のアイコンは事業の始まりや主要な出来事を意味し、水色背景は成功を、赤背景は失敗をそれぞれ表しています。
一瞥して気付くのは、どんな起業家も必ずどこかしらのタイミングで、赤アイコンがプロットされているという点です。
普段みる起業家たちは、センセーショナルで時代を先どるカリスマ性を持ち合わせた存在ですが、その存在がこうしたいくつもの失敗や挫折を経験してきたことについては、もっとしっかり頭にいれておきたいなと感じます。
もちろん恵まれた才能や環境を否定することはできませんが、それ以上に失敗を恐れず未来に突き進むという意志が、この年表から嫌というほど伝わってきます。
特に失敗の多かったカーネル・サンダースは、年表上に10個もの赤アイコンが存在し、同僚を殴ってクビになったり、タイヤのセールスマンのくせに自動車事故を起こしたりとめちゃくちゃです。
その後もガソリンスタンド経営に乗り出し、上手くいったかと思った矢先、戦争に巻き込まれ倒産し、ダメかと思ったら62歳で最初のケンタッキーフライドチキンを創業します。
波瀾万丈をまさに体現しながらも、その根底にあるのは失敗を恐れず常に前進していく姿勢があったからこそだなと改めて。
自分の経験する失敗なんて、この起業家達に比べればまだまだミクロレベルのもの。落ち込んでいるのが馬鹿らしくなるほどスケールは違いますが、それ以上に同じ人間ならまだ自分にもできることがある、と勇気づけてくれる年表だとも感じました。