コムローイ祭り
毎年世界中から観光客が集まり、その幻想的な風景に酔いしれるタイの「コムローイ祭り」。
今年の開催も、再来週11月25日に迫ってきたということで、今回はコムローイ祭りに関する基本的な情報について取り上げていきます。

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元々は異なる時期のお祭りだったコムローイ

コムローイ祭り上空
今でこそコムローイ祭りは11月に行われますが、そもそもの開催時期は、雨期の終盤で冬の始まりであるイーペン(北部の言葉で陰暦2月の満月という意味)だったそうです。

毎年陰暦12月(新暦10月〜11月頃)の満月の夜の時期に行われていたお祭りはロイクラトンと呼ばれるもので、それが全国各地で行われるようになっていく過程で、いつの間にかコムローイ祭りも同じ時期に開催されるようになりました。

そうした経緯があるため、祭りの時期が一緒であっても、行われる儀式・セレモニーの意味合いは異なるものになります。

ロイクラトンは収穫に感謝し、その収穫をもたらしてくれた川に住む水の精霊に感謝し、罪や汚れを水に流して魂を清めるお祭り。
コムローイは、天上の仏陀にそれぞれの願いを込めコムローイを飛ばし、灯りが視界から消える時には、苦難が一緒に舞い上がり苦しみから開放してくれるというお祭り。

以上のような違いがあり、また、コムローイのセレモニーばかりに注目が集まりますが、ロイクラトンにも灯籠を川に流す儀式が別にあることは覚えておくといいかもしれません。

開催場所と当日の流れについて

当日の開催場所は、タイ北部の都市・チェンマイにあるメージョー大学敷地内です。
チェンマイの中心街からは少し離れており、開催直前になるとツゥクツゥクの料金も跳ね上がってしまうとのことなので、余裕を持った行動をオススメです。

夕方17:30頃会場が開き、周辺各地でパレードやミュージカルパフォーマンスが順に行われ祭りを盛り上げていきます。
その後、辺りが暗くなってくると音楽が流れ始め、中心部に集まったお坊さん達が念仏を唱え始めます。

仏教徒の坊さん
辺りは一気に静まり返り、厳かで幻想的な空気に包まれる中、それぞれが仏陀への願いを込めていきます。

それが終わってやっとコムローイの打ち上げ準備が始まります。
コムローイ自体は準備しなくても現地で売られているため、調達したら各人で中のロウに火を付けていきます。

コムローイ打ち上げ準備
一斉に離す合図があるまで少し待機。

そして

恐らく言葉は何もいらないと思います。
他の動画では、観光客の外人さんがオーマイガーを連発しており、何回言ったか忘れるくらいアメイジングだと聞こえてくるほどです。

正直調べるまで、そこまで興味はありませんでしたが、今は俄然行きたい気持ちが強くなっています。

残念ながらHISのツアー(ロイクラトン祭りタイ・チェンマイ5日間:148,000円[10/13時点売切れ])などはもう満席となっていますが、チャンスがあれば是非来年にでも行ってみたいと思います。
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photo credit
Mark Fischer
FLIC.KR
・”Yi peng sky lantern festival San Sai Thailand” by Takeaway投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

【参考】
チェンマイ・イーペン祭り | タイ国政府観光庁