「人生変えたいなら、住む場所変える、会う人変える、時間配分変える、の3つしかない」
自分もそう思って、人生を変えるなら転居や転職が1番だと思っていた。
ただ、本当にそうかと考えたときに、人が変われるタイミングは他にもあることに気づく。
それが、失敗した時。挫折を味わった時だ。
人は誰であっても必ず失敗はするし、自分自身もこれまでに多くの失敗をしてきている。
なのに変われないのは、「失敗」や「挫折」を正面から受け止めず、言い訳をして見て見ぬふりをしてしまうからだ。
「あれは自分のせいじゃない」
「誰であってもどうしようもなかった」
「わかっていたけど、たまたまその時はできなかった」
時として、防衛反応としてそうした考えをよぎらせることで、自身の心を守ろうとすることは身体上の機能としてはあることだ。
ただ、それが自分の名誉や不健全なプライドを守るために行っているのであれば話は別。
自分が楽になりたくて、その場逃れをしたくて、もしそうした考えを持ってしまった時は、猛烈に批判し危機感を持たねばならない。
これは自戒なので、わかっている人であれば不要な話なので備考録となるが、これが自分自身の癖になっていることに気づかない時もあるはずだ。
自分の「失敗」を正面から向き合うのは本当に苦しい。そのことを思い出すだけで、すべてに絶望する。
でもそれを乗り越えなければ、次も同じ失敗をする、必ずどこかでまた同じ壁と向き合うことになる。
しんどいと言っていい。苦しいと言っていい、下を向くのも仕方がないかもしれない。
でも必ず最後に前を向く。口は開かず目を開く。何がいけなかったかの反省と、次はどうすればよいかの次の一手に集中する。
歳を重ねて、失敗に鈍感になっているかもしれんなぁと。
もう一皮むける、自分を前に進ませるために、失敗を必ず糧にする。
景観や給料を変えたいなら場所や職場を変えればいい。
ただ、自分を変わるチャンスはいくらでもある。