(※画像はYoutubeより)
今月5日に施行されたマイナンバー制度。
テレビではよく聞くものの、イマイチ理解するのが面倒、届いてから考えようと思っている方に、観るだけで概要をサクッと理解できる動画を紹介します。
クラウド会計ソフト「freee(フリー)」を提供しているfreee株式会社が配信している動画で、わかりやすい上90秒しかないためCM感覚で観て学ぶことができます。
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マイナンバー制度ってこういう感じ
この動画では、以下の内容が説明されています。
・マイナンバー制度は、国民1人1人に個別のナンバーを付与し、様々な手続きを効率化するためのもの
・個人には12桁の個人番号、法人には13桁の法人番号が通知される
・通知は郵便で送られてくるため、間違えて捨てないように
・通知カードは「マイナンバーカード」にアップグレードでき、身分証明書として使えるようになる
・マイナンバーは2016年1月より制度が開始される
・税金や保険の支払いにも適用され、会社勤めの人は会社が社員のマイナンバーを集めて手続きを行うことになる
・将来的には、メタボ検診や公共料金(ガス、水道代など)の支払いを一緒に手続きできたりする(手続きの効率化)
・番号の確認や利用履歴については、「マイナポータル」という政府の用意したサイトから確認可能
・マイナンバー管理なら、freee!!
最後はさておき、90秒で一通りマイナンバー制度の要点を押さえることができたのではないでしょうか。
基本的な施行目的から、その形態、通知・運用方法などザックリと感覚的に掴めると思います。
その他細かい点は、政府のマイナンバー制度専用サイトに任せ、ここでは「マイナンバーカード」と「マイナポータル」について簡単に補足しておきます。
マイナンバーカード(個人番号カード)とは
動画では「マイナンバーカード」として紹介されていますが、政府のサイトでは「個人番号カード」となっているため、混乱しないよう念のため2通りの呼び方があると思っておいてください。
上記動画で「通知カードはマイナンバーカードにアップグレードできる」とありますが、それはどういうことなのか。
今月からみなさんの手元に届くのは、あくまで番号の通知を目的とした紙製のカード(通知カード)であり、具体的には以下の項目が記載されています。
・氏名住所
・生年月日
・性別(基本4情報)
・マイナンバー
一見問題なさそうに見えますが、実はこの通知カードには証明書として利用するため必要な「顔写真」が入っていません。
あくまで自宅で利用したり、控えとなるものなので、外での手続きや身分証明書としての利用に顔写真付きのものが別途必要になる。
そこで用意されているのが「マイナンバーカード(個人番号カード)」です。
2016年1月以降、市区町村に申請することで顔写真付きのカードを交付してもらうことができます(発行手数料無料)。身分証明書として使えるほか、各自治体が定める条例によって、図書館利用証や印鑑登録証などのサービスにも適用されるとのことです。
【参考】
カードが配布されるの?使い道は?|マイナンバー社会保障・税番号制度
マイナポータルとは
特定個人情報の詰まったマイナンバーカードが一体どこで使われているのか、また、自分でいつ使ったかなどをネット上から確認できるサイトが「マイナポータル」です。
特に行政機関(市区町村役場、税務署など)がマイナンバーの付いた自分の情報を、いつ・どことやり取りしたかを確認できたり、自分に必要な行政機関からの通知・お知らせを確認することができます。
各種社会保険料の支払金額や、確定申告などを行う際に参考となる情報も入手できるようになるそうで、公的機関での手続きもより円滑に進められそうです。
しかし!1点注意しておきたいのは、自宅からマイナポータルを利用する際、マイナンバーカードのICチップを読み取る専用のカードリーダーが必要になるという点です。
セキュリティの観点から、マイナンバーを直接入力するのでなく、カードリーダーでICチップを読み取ることでログインが可能になるとのこと。
さらに、このカードリーダーは利用者が負担することを想定しているようで、利用するには別途費用が掛かることになります。
もちろん、市区町村役場に行けば備え付けのカードリーダーからログインすることはできますが、自宅から利用するとなるとその準備が必要です。
確かに、番号を入力するところを覗かれてなりすまし被害に遭う可能性は十分考えられるため、仕方のない措置であると言えます。こればっかりは面倒がらず素直にカードリーダーを購入するか、自宅からは利用しないと決めておくといいかもしれません。
ちなみに開設は、再来年2017年1月からということで、利用するにはもう少し時間がかかりそうです。
【参考】
マイポータルに関する質問|マイナンバー社会保障・税番号制度
まとめ
軽く調べてみるだけでも、知らなかったことやこれ結構重要だよね的なことがたくさん出てくるため、いつかは時間をとってしっかり確認しておかねばと思いました。
今後サービス開始に向け、さらなる呼びかけが増えてくると思いますが、いい加減な情報に惑わされずしっかり管理できるよう準備しておきましょう。