2021年2月18日が、人類にとってこんな感動的な日になるとは。。
Twitterでもお祭り騒ぎとなりましたが、2020年7月30日に打ち上げられたローバー型探査機「パーサヴィアランス(Perseverance)」が、ついに火星に着陸しました!
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映像、画像、そして「音」!?で火星を大公開!
とにかくまずは、その様子をご覧いただきたいのですが。。
もう圧巻です。。
映像はまず、パラシュートが開くところから始まり、大気圏突入時に活躍した耐熱シールドが分離。その後、ゆらゆらとパラシュートで降下しつつ、地上約20mの高さにきてスカイクレーンという逆ジェット噴射で降下速度を落とすシステムが発動。
そして最後は、スカイクレーンから3本のワイヤーに吊るされたパーサヴィアランスがゆっくりと着陸し、お役御免のスカイクレーンが彼方へ消えていきます。
(パーサヴィアランスの近くに墜落しないよう、分離後遠くに飛ばされる仕様なのだとか、切ない。。)
「何が起きているのかイマイチわからん」という方は、着陸までの様子をCGで再現した映像も見れますのでぜひ。
いやもう鳥肌モノの人類史に残る瞬間。
着陸成功後の歓喜の様子がみてとれましたが、本当に感動しました!この一瞬にすべてを費やし取り組んできたNASAや関わってこれらた方々のご尽力に感服です。
そして、その後の火星の様子ですが、以下はパーサヴィアランスの周囲360°をスマホからVR体験できるパノラマ写真だったり、
火星から随時送られてくる生写真は、以下から見ることができます。
▶ Images from the Mars Perseverance Rover – NASA Mars
※250枚目あたりからカラーになり、到着時の様子が記録された写真が並びます
そして最後に、今回公開されているのは映像や画像だけでなく、着陸時にマイクで録音された「火星の空気」の音もあるのでぜひ聴いてみてください。
落下時に風を切り裂くような、たしかにそこにある空気と接触しているような、重低音が響きます。。感動。
その他、今回のプロジェクトに日本人で参加されていたNASAの方々のツイートをまとめておきます。ほんと誇りですね。。
キターーー!!パラシュート展開から着陸まで。VFXじゃないですよ、1億km先の火星で現実に起きたことなんです、しかも全自動で!俄かに信じがたい!
This is NOT VFX, this is REAL, happened on Mars! From parachute deployment to the moment of touch down. Fully automatic. Still can't believe! https://t.co/AJSvsG1wq7— Hiro Ono / 小野雅裕 (@masahiro_ono) February 22, 2021
信じられない。。この4年、穴が空くほど何度も見てきたマップのど真ん中に着陸してるよ。。ずっと前から知っていた場所に。。なんか「よく来たね」って気分。 pic.twitter.com/pQ9Mx6rRRx
— 石松拓人🛰 (@notactor) February 18, 2021
3日前、僕がNASAで初めて開発に携わった探査機が火星に着陸しました。
長い間、想い描いていた瞬間に立ち会うことができ、改めて僕が宇宙を仕事にする理由を文章にしてみました。
このnoteが誰かの”宇宙を目指すきっかけ” ”夢を追うきっかけ”になれたらとてもうれしいです。https://t.co/RFpWEFqcD9
— Takuro Daimaru|大丸拓郎 (@takurodaimaru) February 22, 2021
パーサヴィアランスの目的と今後
今後、火星に舞い降りたパーサヴィアランスは、2年以上の月日をかけて「火星における生命の痕跡調査」「酸素生成の実験」「ヘリコプターの飛行」「岩石の採取」など。
多岐に渡るミッションを通して、人類と火星の未来について探っていきます。
火星というと、過去マーズワン計画として火星移住プロジェクトというのも進んでいましたが、残念ながら2019年に破綻。
その原因は、火星移住の難しさというよりその体制に問題があったからだそうですが、その他イーロン・マスク氏の有人火星着陸計画もありますし、今回のパーサヴィアランスのミッションを通して、そうしたプロジェクトが加速するかに注目です!