江戸切子
江戸切子、きれいですよねー。この暑い夏にあって、1つの楽しみに数えられるのが晩酌ではないでしょうか。
もちろんBBQやビアガーデンで飲むビールも最高に盛り上がりますが、少し趣向を変えたしっぽり晩酌も中々どうして乙なもの。

今回は、その晩酌のお供に是非使ってみたい江戸切子について取り上げます。

【関連記事】
江戸切子の聖地、東京下町で店舗販売している店を7つまとめてご紹介
Amazonで買えるオススメ江戸切子グラス”14選”を、お酒の種類別にまとめてみる

スポンサードリンク

まず、江戸切子とは?

江戸切子は、江戸時代末期1834年(天保5年)に加賀屋久兵衛という江戸商人が初めて作ったと言われています。
江戸切子の愛好家の中では有名で、後に江戸切子職人として多くの切子制作に貢献しました。

当時はまだ、凝った加工を施せるほどの技術はなく、貿易によってヨーロッパ(一説にはオランダ)から輸入されたカットグラスを参考に、日本独自の切子製法を模索していったのです。

そうして生まれた江戸切子の基本的な製法は、ガラス(色被せガラスや透きガラスなど)にダイヤモンドや砥石で彫り込み(彫刻で文様)をつけ、木の棒やゴムなどで磨き上げる手作業によるもの。
砥石には金剛砂(こんごうしゃ)と呼ばれる研磨材が使用され、それで文様をつけた後、丁寧に磨き上げる手摺り(てすり)工程でキラキラとした輝きや透明感を出していきます。

江戸切子の代表的な文様

江戸切子の代表的な紋様
画像元:伝統工芸 江戸切子 http://www.saihou.net/works.html
(画像はクリックして拡大できます)
では具体的にどのような文様があるのかみていきます。代表的な文様には上画像のようなものがあり、それぞれ以下のような特徴・由来を持っています。

重ね矢来文様:竹や丸太などの材料で作られる柵の組み込み方から。
魚子文様:細かな彫り込みが特徴。その光の反射具合が魚の卵が連なっているように見えることから。
八角籠目文様:竹籠の網目のような見た目から。四角や六角籠目もあり。
菊繋ぎ文様:菊の花の文様をいくつも繋げた様から。麻の葉や市松文なども。

上記4つの文様は、比較的見たことあるかもしれません。ただ、この他にも様々な種類があり、職人の受け継がれてきた技とたゆまぬ努力で日々新しい組み合わせや構成が生まれています。
江戸切子を見かけた際は、是非その文様が何をモチーフにしているのかに注目してみてください。

都内で江戸切子を作れる体験工房まとめ

最後に、江戸切子制作を体験できる都内の工房を紹介していきます。基本的には週末行われており、工房や教室によってコースや内容も異なるため、以下から気軽に問い合わせてみてください。

江戸切子おじま – 台東区

江戸切子おじまトップ
江戸切子おじまは、三代続く江戸切子職人の店ということで、多くの雑誌やテレビで取り上げられている有名店です。
体験教室では、多くの修学旅行生などを受け入れ、伝統工芸を後世に伝えていく場にもなっています。葛飾区青戸にある工房で随時開催中です。

[料金]
作業時間は約1時間
中学生以下:2,000円(税抜き) / 高校生以上(大人含む):3,000円(税抜き)

[お問い合わせ]
tel:03-3690-8866
江戸切子浅草おじま : http://www.edokiriko.jp/index.html

すみだ江戸切子館 – 墨田区

すみだ江戸切子館トップ
色被せガラスを使った切子制作ができるのが、すみだ江戸切子館です。こちらも創業100年を超えた老舗であり、店舗はJR錦糸町駅から歩いていける距離にあります。
外国人観光客なども体験教室に参加しており、誰でも気軽に切子制作に携わることができます。

[料金]
作業時間は約90分
材料費込みで3,500円(税抜き)~ など
※体験コースによって料金が異なるため、電話またはメールでの問い合わせが必要です

[お問い合わせ]
tel:03-3623-4148
江戸切子体験/すみだ江戸切子館 : http://www.edokiriko.net/school/index.html

彩り硝子工芸 – 江東区

彩り硝子工芸トップ
平成6年4月にオープンした比較的新しいショールーム兼工房の彩り硝子工芸。東京都の「伝統工芸品産業」にも指定され、江東区亀戸の下町を支える代表的な工房になっています。
体験教室は基本週末に行われ、平日も5名以上の時のみ実施される場合があります(応相談)。

[料金]
作業時間は約2〜3時間
一律:6,000円(税抜き)

[お問い合わせ]
mail:irodori@edokiriko.com(基本メールでの問い合わせになっています)
伝統工芸 江戸切子の製造販売店 彩り硝子工芸の紹介トップ : http://www.edokiriko.com/irodori1.htm

まとめ

江戸切子の簡単な基礎知識と、実際に作れる体験教室・工房の紹介でした。
デパートなどの店先でよく目にしてはいたものの、綺麗なグラスだなくらいにしか思っていなかった浅ーい認識を改めるいい機会になりました。
様々ある文様も、匠の技と共に現在も発展・進歩しているということで、今後もどうなっていくか楽しみです。

この暑い夏を、江戸切子でまったり晩酌しながら過ごしてみてはいかがでしょうか。

【関連記事】
江戸切子の聖地、東京下町で店舗販売している店を7つまとめてご紹介
Amazonで買えるオススメ江戸切子グラス”14選”を、お酒の種類別にまとめてみる


photo credit:”Edokiriko“. Licensed under GFDL via Wikipedia.