「なんで自分には才能がないんだろう。。」
「才能がある人は、努力せずになんでもできて羨ましい。。」

おそらく、生まれてきて1度や2度、そう思ったことのある方はいるのではないでしょうか。

さて、少し話は変わりますが、音楽プロデューサーのつんく♂さんはご存知でしょうか。音楽業界で、モーニング娘や数々のヒット曲を手掛けてきたいわゆる“天才”なのですが、そのつんく♂さんが先日公開したnoteがめちゃくちゃ熱かったのでご紹介します。

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“凡人”つんく♂さんが、天才に勝てた理由

先ほど、つんく♂さんを“天才”とお伝えしましたが、実はnoteの中でご自身のことを天才ではないと言っています。

結果から言うと、僕は天才ではありません。

まあ、本物の天才は、自分が天才だという自覚もないとは思うんですけどね。

いやいや天才でなかったら、これほどの成功をおさめていないのでは?とツッコミたくもなりますが、では天才でなければ何なのか。

僕はいつの日からか、自分は「天才」でなく「プロ」なんだと自覚するようになっていったんです。

「天才」ではなく「プロ」。

この言葉にめっちゃくちゃハッとしました。ヤバい
この世で成功している人、夢を実現している人、好きなことで生きれている人、後悔しない生き方ができている人。

そのすべてが“天才”かと言われると本当にそうか。つい、そうひと括りにして自分を納得させてきたことはないか。

「なんで自分には才能がないんだろう。。」
「才能がある人は、努力せずになんでもできて羨ましい。。」

周りの成功者と比較して、自分に落胆し、他人を妬む。口には出さなくても、どこかでそう思っていたことがあるかもしれない。

だからこそ「天才ではなくプロだと自覚する」という言葉を受け、どこかで感じてしまっていた自分の甘えを恥じ、それと同時に「そうか!“天才”でなくても“プロ”として結果を出せばいいんだ!」と気づかせてもらいました。

では、“プロ”としてつんく♂さんは何をされてきたのか。

天才じゃない人間がヒット曲を出すコツは、いたってシンプル。とにかく数を作ることです。結局、自分の打率が1%なら、数を打つしかないってこと。

僕が一番作品を作っていた頃は、だいたい年間100〜130曲リリースしていました。ボツ曲も含めれば、気が遠くなる数を制作。そんな生活を、15年以上続けていました。

ぐうの音も出ない圧倒的努力。

年間100~130曲リリースを15年以上って正気か、と思わずに入られない所業ですが、でもそれが事実なのだなと。

打率1%でもヒットが出ると、「なぜ今回は打てたのか」が、経験値として残ります。

当然、大量の曲を作るってことは、勉強しなきゃいけません。自分の知識だけでは、絶対に100曲も違うものを作れないからです。世間のヒット曲の研究もする。過去のヒット曲も調べる。米英のヒットチャートをチェックするだけでなく、ワールドミュージックも聴く。知識を詰め込んで、自分がそれまで培ってきた経験をもとに、分析して作っていきます。

圧倒的な試行回数と、それを元にした振り返りとさらなる工夫、そして大量のインプット。

確かに、やられてきたことに特別なことはないですし、天才でなければできないことは一つも書かれていません。

これが、もうどうしようもなく事実で、読んでしまった側としては、もはやそれをやるかやらないかのみ突きつけられている感。ほんとシンプル。

さらに、凡人に大事なこととして、「好き」を追求することをあげています。

そんな僕なりに、凡人に大事な部分を考えました。結論は「下手の横好き」とか「好きこそものの上手なれ」です。とにかく「好き」に拘りました。好きなことなら、苦痛を感じることなく、誰でも続けられます。

注意点は、「得意」と「好き」を間違えないこと。

例えば、〜〜

大事なのは、過去の記憶と「なぜ好きなのか」「なぜ好きになったのか」の分析。凡人が天才に勝つためには、この研究力や観察データの記憶がもっとも大切です。

大事なのは、「好き」のデータ化です。

好きだからこそ続けられるし、好きだからこそ工夫する。
よく聞く話ではありますが、それでもその好きを貫き“プロ”として結果を出してきたからこそ、その「好き」の先にある話や、その「好き」をどう突き詰めて活かすかまで、めちゃくちゃわかりやすくまとめられています。

凡人であることを、嘆いてしまうその前に。

やれることは、まだいくらでもあると気付かされました。

世の中に影響を与える、自分のすることで誰かを励ます、誰かの役に立つ。
それは一部の限られた人たちが成せるのでなく、今はまだ凡人であっても、あらゆる1を積み重ねていくことで、それを実現できる。
“天才”ではなく“プロ”として結果を出す。
これはどう考えても言い訳できないですし、やらないかんなと。

天才でなくても、才能なんてなくても、結果としてどんなことを成し得たか。

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