「こういうことできたらいいな〜」→やらない
「めちゃいい話聞いた。。俺もやるしかない!」→やらない
「よし計画立てた!明日からやろう!」→やった試しがない

そんなみなさんにご紹介したいのが『3000円のトマトはなぜ売れた?〜未来を決める「1日10分」奇跡の習慣〜』です!
みんなでトマト売ろうぜ!って話ではないのでご安心を。

めっちゃ達成したいと思える目標設定の仕方と向き合い方を学ぶ本

本書は、トマト販売会社につとめる崖っぷち営業マンが、ある老紳士との出会いをきっかけに、世界を股にかける経営者へのし上がっていくストーリー。

冒頭の通り、トマト売りの営業ノウハウを学ぶ本では一切なく、副題「未来を決める「1日10分」奇跡の習慣」とあるように、未来に向けた目標設定の仕方や、それを実現するための習慣を老紳士から学んでいきます。

老紳士の言葉に気づかされる「当たり前」

老紳士何者や、、言うことめっちゃ沁みるやん。。
が読んでて何度も出てくる本書。

トマトが売れず不貞腐れる主人公に対し、そりゃ売れんわw的な物言いからなぜ売れないのか(結果が変わらないのか)をズバッズバ言葉にしていく様がほんと心地いい。

ここでは、そもそも物を売ったりする前に、物事に取り組むスタンスやそもそもへ言及する言葉を一部お伝えすると

最高の状態でしか最高の結果は生まれない

理想の状態とは、もともともって生まれた能力を、目標に向けて最大限発揮できている状態のこと

自分を理想の状態に変えるには、目標が必要

成功者には必ず目標がある
その目標にエネルギーを一点集中させ突き進む

目標が定まっていないから、考えていることもばらばらで、限られたエネルギーを太陽のように拡散させている。拡散されたやわらかいエネルギーに何かを達成する力などない!

同じ行動をしていたら、同じ結果しか生まれない

いかがでしょうか。けっこう当たり前のことを言っているようですが、自分は読んでてめっちゃ沁みたんです。

だって、その当たり前がまっったくできていなかったから。

忙しいという言葉で、自分の想いややりたいことを包み隠し目をそらして現状に甘んじていることに気づかないフリをしていたのが正直なところ。
もっと良い人生を送りたい、お金を稼ぎたいと漠然と思い本気で思えてなかったなと。

世の成功者は、何かに成功したから成功者と呼ばれるのであって、その「何か=目標」が明確でないことには成功者になりえないというのは、当たり前のことですが改めて気づかせてもらった気がします。

その当たり前と向き合うことの重要性に気づき、目標への意義づけや意味合いを再確認できたのが本書でして、じゃあその目標ってどう設定したらいいの?をいくつかの問いかけを自身に課すことで、明確にしていきます。

目標設定の方法と、その実現に向けた質問

ここでは目標設定の際に気をつけることや、その実現に向けて習慣化して向き合うべき問いを一部ご紹介していきます。

実際に、私もすべての設問に半日かけて答えてみましたが、目標が完全にクリアになるだけでなく、そのメモがそのまま直近の行動にもつながり、何をすべきか明確になることでこんなに動きやすくなるんだなと。。

あくまで本書の一部ですが、みなさんが目標と向き合う際の参考にご覧ください。

目標設定の4つの条件

1.期日がある
※少なくとも6ヶ月以上先の日付にする
2.達成できたか客観的に測ることができる
3.今のままでは達成できそうもない目標である
4.ワクワクする(達成できたらすごいだろうな)

目標のフォーマット

・20✗✗年○月△日までに
〜〜〜
を達成し、
〜〜〜
になっている!

上記目標を引き出すための質問

Q.キミにとって“成功した状態”とはどんな状態?
Q.そのときの年収は?
Q.他にお金持ち(その状態)になってしたいことは?
Q.どんな?(詳しく言うと)
Q.その時キミは、どんな仕事をしているのかな?
Q.それはだいたい何年後のイメージしているのかな?
Q.その3年後のキミは、どんな〜〜になっているのかな?
Q.周りの人から、どんな人間と呼ばれているかな?
Q.今、ワクワクしているか?

目標を達成させてしまう“魔法の8つの質問”

■ M215

1)目標を達成した3年後の私は、3年後の今日、何をしている?
2)1年後、どんな状態になっていたら、確実に目標を達成できている?
3)1年後の状態を達成するために、今月、最低でも達成しなければならない目標は?
4)今月、目標達成のために〜〜〜〜

■ D110

5)今日、何に〜〜〜〜

 

人生で期待していいのは…

上記の通り、本書の目的は営業手法やノウハウ磨きではなく、あくまで「自身の人生を豊かにしてくれる目標」を「どう設定し達成していくか」というお話。
今回、触れられていませんが、目標設定や習慣化で気をつけるべき点や、老紳士からのぶっ刺さる言葉は、ぜひ本書を参考にしていただければと思います。

今、何をすべきかわからない。
目標を見失っている。
色々な物事にあきらめを感じている。
一歩が踏み出せない。

生きることで精一杯で、他に考える余地もないという方にこそ読んでいただき、改めて自分自身を見つめ直し、次の一歩を踏み出すきっかけにしていただければ思います。

最後に、老紳士から言葉の中でめちゃ後押しされて大好きな言葉を残しておきます。「自分を信じること」をまた始めようと思います。

「人生で期待していいのは自分だけじゃ。自分への期待度が高ければ高いほど、人は強くなり、高いところまで行くことができる!」